観劇 華氏マイナス320°

場 所 新歌舞伎座

観劇日 8月2日(日)楽日

演 出 野田秀樹

出 演 阿部サダヲ 広瀬すず 深津絵里
    大倉孝二 高田聖子 川上友里 橋本さとし 野田秀樹 橋爪功

舞台狭しと壇上を駆け回り、というのは全く変わりませんが、今回は非常に面白かったですね。素晴らしかったです。そして、昔ながらの演劇人という事で、テーマはおそらく平等に生きる権利があるという事を伝えたかったのだと思います。(勝手な解釈ですが・・・)

舞台は 化石の発掘現場 から始まる。 次々と骨が掘り出されるけど、発掘チームが探してるのは ただひとつの「謎の骨」。その骨をめぐって、現代・中世・古代へと、物語が 時代を往還 していく壮大な構成の舞台なのです。

豪華キャストが、それぞれの持ち味を発揮して、素晴らしい舞台でしたね。一番印象に残ったのは、広瀬すずさんが、舞台俳優と思わせるくらい、しっかりと声が出ていて、演技もできていて、貫禄があり、すごく印象に残りました。テレビでは見れなかった演技を見せてくれましたね。舞台を全力で走り回り、すぐに力強くセリフを言えるのが、すごく良かったですね。もっと彼女の舞台を見たいと思わせてくれました。

深津絵里さんも、さすがの演技で、美しく凛とした立ち姿に魅了されました。勿論、高田聖子さんも、劇団☆新感線らしく、一人だけ、メイクが異なり面白さを盛り上げてくれました、橋本さとしさんも、すごくいい声で元劇団四季らしく、セリフの強弱が素晴らしく、楽しそうに演じられていました。楽しそうと言えば、橋本功さんも、超ベテランであっぱれな舞台でした。大倉孝二さんも、身長があるので、かっこいいんですよ。演技するところはしっかりと演技し、笑わせるところは、爆笑を独り占めしていました。

阿部サダヲさんも、冒頭から笑いを取って、手話を盛り上げてくれましたね。そして、一番走らされたのも阿部サダヲさんでしたね。そして役柄上、腕を振り続けるかなり疲労の残りそうな役処でしたね。手話の女性も可愛らしくて素敵でしたよ。イメージで言うと、昔、野田さんががやっていそうな役を阿部さんがやっていたという感じがしますね。

あっという間の2時間20分でした。ひとつだけ不満があるとすれば、途中休憩がないので、お尻と腰が痛くなりましたがね。それと、開演15分か20分前から発掘現場のセットで、アンサンブルの方々が、すでに少しずつ演技をし始めて、楽しませてくれました。

とにかく、演劇好きな人にはたまらない舞台です。野田マップ最高でした。
すごく面白い作品でした。
ありがとうございました。